DX(Digital Transformation)とは?
インターネットで検索すると、いろいろな解釈がされています。
共通しているのは「デジタル技術(IT)を通して、ビジネスや生活を良くしていこう!」ということです。では、ITでビジネスや生活を良くするとは、具体的にはどのようなことでしょうか?
ビジネスでは、ITを利用することで業務の自動化や、伝票管理、在庫管理などが簡単な操作で管理することができるようになり、日々の業務が楽になります。それだけではなく、取引先様にもミス無く、迅速な対応が可能になるので、喜ばれます。
DXとうまく付き合えば、想像していた以上の効果を得られることができると思います。
もしIT導入は高額という印象があるかもしれませんが、いまは安価でサブスクリプションと呼ばれる月額を払えば利用できるクラウドサービスが主流になってきています。このクラウドサービスのメリットは、すぐに利用を開始することも、止めることもできる点です。
インターネットにつながるパソコンさえあればよいので、とても経済的です。
目先の課題でDXを考えると後で後悔する
まず最初に財務会計のシステムが求めれます。財務会計は会社経営にはなくてなならない存在ですし、インボイス制度や電子帳簿保存法もあり、必須です。
次に販売管理が候補となります。受注・請求を管理するものですので、EXCELでも管理できなくはありませんが大切です。こうなると営業支援システムも欲しくなってきます。次々と必要なシステムを探して導入していき、効率化やデジタルの恩恵を受けることができます。
しかしながら、今度は顧客情報の2重入力や転記ミスなどが発生して課題となっていきます。目先の課題に対して次々と導入することで恩恵はありますが、将来の全体構想を見据えたうえで順番に導入することをお勧めしています。システムを導入するとスイッチするのは困難です。ですので、最初から全体構想が大切なのです。
DXの決め手は効果が見込めるかどうか
せっかく導入するなら、当然、日々の業務で困っていることを解決してくれるものでなくてはいけません。
業務で頭を抱える内容としてはたとえば、
- 見積書、注文書、請求書の管理が煩雑
- 在庫管理が煩雑なので取引先に迷惑をかけたことがあった
- 日々の業務に追われてしまっている
など、いろいろと考えられると思います。全てを満足させてくれるクラウドサービスがあればベストですが、想像しているような完璧なものはないかもしれません。この場合には、困っていることに優先順位をつけて上から解決してくれる量が多いサービスをいくつか選びます。
次は料金です。基本的には月額利用料というのが一般的ですので、コストパフォーマンスが良いサービスを選ぶとよいと思います。高機能でも高額となっては利益を圧迫しますし、安くても困っている業務を少ししか解決できないと、効果は限定的となってしまいます。つまり、経営状況に応じたバランスが大切だと思います。
注意点としては、クラウドサービスの多くは基本料金は安く見えていても、困ったことを解決するための機能を使うにはプレミアム契約や、追加オプション契約をしないといけなくなり、実際の月額負担が安くなくなってしまうことです。料金表や見積もり依頼をするなどして、あなたの会社に合ったクラウドサービスを選んでください。
まとめ
DXとは、 「デジタル技術(IT)を通して、ビジネスや生活を良くしていこう!」 という考え方です。
月額で利用できるサービスが増えてきていますので、DXを導入するハードルは低くなっていると思います。無料プランを用意しているクラウドサービスもありますので、まずは試してみてはいかがでしょうか。

